先輩社員が、ANA中部空港に入社後どのようなキャリアを歩んできたか、
その一例を紹介します。

旅客サービス部
C.Yさん
経験部署/在籍期間
- ・旅客サービス部
- 2014年4月~2016年12月
- ・ANA新千歳空港(株)旅客サービス部出向
- 2017年1月~2017年9月
- ・旅客サービス部
- 2017年10月~2018年5月
- ・ANAエアポートサービス(株)旅客サービス部出向
- 2018年6月~2023年3月
- ・旅客サービス部
- 2023年4月~現在
わたしのキャリアパス
学生時代
体育会アメリカンフットボール部の学生トレーナーとして学生日本一を目指す
部内では選手やスタッフの各種ポジションの「タテ」、学年ごとの「ヨコ」、各種プロジェクトに分かれた「ナナメ」の関わりがあり、定期的にミーティングを行ったり、ポジション内ではメンター制度も取り入れており、今となっては仕事と同じ環境であったなと振り返ります。チームとして「挑戦」「感謝」「誠実」をキーワードに、チーフトレーナーとして選手の怪我人管理を行うほか、より集中管理をするために各ポジションに専任トレーナーをつけるという新しい取り組みにも挑戦しました。ウエイトトレーニングやグラウンド練習の時間管理などはトレーナーが担い、準備のスポーツと呼ばれ、1分1秒が大切なアメフトの世界は、現在の業務上での安全性、定時制の意識に響いていると思います。
就職活動/私がこの企業で働く理由
ANAグループで働く
小学生の頃にテレビドラマをきっかけにANAを知りました。進学をしていくにつれ、将来は「あんしん、あったか、あかるく元気!」なANAグループで働くことを夢見るようになり、就職活動でANAにはさまざまなグループ会社があることを知ります。そのなかでも、これまでの部活動の経験や、留学経験、国際文化について学んだことを活かせるところを中心にエントリーしました。ANA中部空港は従業員数や施設、発着便数などの規模が理想的で、社員の雰囲気も合っていると感じたので、入社してよかったと感じています。
20代/入社1~2年目
国内業務・外航エティハド航空担当
入社後は国内線業務に従事し、2年目からは受託外航のエティハド航空を担当しました。楽しそうに働く先輩方の姿を見て、一緒にこのキャリア(エアラインのこと)を担当してみたいと思い、資格の取得を希望をしました。
入社3~4年目
ANA新千歳空港 旅客サービス部へ出向(新千歳空港)
入社3年目の冬、ANA新千歳空港(CTSAP)への出向が決まります。上長と自己申告面談をしていく中で、他空港を経験できる機会があることを知り、入社1年目の頃から希望を出していました。CTSAPではおもにプレミアムカウンターやゲート業務に入り、翌年度の春には多くの新入社員のOJTインストラクターを受け持ちました。出向期間の後半は、新千歳空港改修工事にともなって変更となる業務方法の策定をするプロジェクトを拝命し、羽田空港の業務方法を参考にしながら新しいやり方を考えました。
帰任
CTSAPに出向したことで、同じ旅客サービス部の仕事でも、空港ごとにさまざまな仕事のやり方があるということを知ります。また、B777型機(大型機材)の就航空港、降雪イレギュラーを多く経験したことで、もっと大きな規模の仕事に挑戦したくなり、羽田空港への出向を希望します。
30代/入社5~9年目
ANAエアポートサービス 旅客サービス部へ出向(羽田空港)
ANAグループ内の公募を利用して、ANAエアポートサービス(ANAAS)への出向が決まります。想像以上の大きな施設、旅客数、従業員数、就航便数のなかで働くのは大変ではありましたが、とても楽しくやりがいがありました。通常の業務に加えて、イノベーションに関するプロジェクト業務を兼任し、苦悩はありつつも挑戦し続けた5年間の羽田空港出向となりました。
入社10年目
帰任 外航ベトナム航空担当
3空港分の経験、知識を持ち、国内旅客業務責任者も経験し、満を持してNGOAP旅客サービス部へ帰任します。通常業務でもそれ以外でも挑戦は続けており、年々変化を遂げる搭乗方法、使用端末の変化に伴って、全国の空港間で話し合いを重ねながら自空港への新サービスモデル導入を進めたり、社内勉強会を実施することで部署を超えてイノベーションへの気づきの機会を作りました。また、自身のステップアップとしては新たに受託外航ベトナム航空を希望し、資格を取得して楽しく仕事をしています。
これからのキャリア/会社の展望
ANAグループ行動指針ANA’s Wayを体現し続ける
私はANAグループ行動指針ANA’s Wayの「安全」「お客様視点」「社会への責任」はもちろんのこと、「チームスピリット:多様性を活かし、真摯に議論し一致して行動します。」「努力と挑戦:グローバルな視野を持って、ひたむきに努力し枠を超えて挑戦します。」を体現する人として、これからも大小問わずたくさん挑戦を続けていきたいです。そして、年次や部署、業務経験に囚われずに社内全体でチームワークを発揮できる会社にしていきたいです。

旅客サービス部
M.Yさん
経験部署/在籍期間
- 旅客サービス部 2009年4月~現在
- 2015年、2017年に産休、育休取得
- (2019年~2021年業務課:勤務作成担当)
- 所持している資格:国内GS(GATEエリア責任者)、VN(ベトナム航空)、CA(エアチャイナ)
わたしのキャリアパス
学生時代
チームとして働くことの楽しさを発見
学生の頃、アイスクリーム屋にてアルバイトをしていましたが、その際にチームで働くことの楽しさにやりがいを見つけました。注文を受ける人、ドライアイスを準備する人、梱包する人、レジで会計をする人と自分がどの位置に立てばスムーズにお客様に商品をお届けできるかを考え行動し、忙しい日もチームで乗り切りました。チーム一丸となって働くことの楽しさは今の職場でも日々感じています。
就職活動/私がこの企業で働く 理由
特別な時間を提供したい
就職活動の際は、空港という非日常な空間でお客様に“特別”を感じていただきたいという思いからこの企業を選びました。
今でもその気持ちは変わっていません。出張で頻繁に飛行機に乗る方にはよりスムーズな手続きやご案内を心掛け、初めてのお子様ひとり旅の方には不安な気持ちを取り除けるよう楽しいお話をしたりと、お客様のニーズを汲み取りそのお客様にあったサービスを提供できるよう意識しています。お客様対応には正解がないからこそ、お客様からありがとうの言葉をいただけた際は本当にうれしいです。
20代/入社1~2年目
刺激的な毎日
訓練が終わり独り立ちしたばかりの頃は、失敗もたくさん経験しました。2年目の際には自ら手を挙げ、PO業務と呼ばれる、飛行機のドアの開閉作業の訓練を受けました。当初この作業の資格を取得したのは部内で3名のみ。この頃から新しい事にどんどん挑戦したいという気持ちでいっぱいでした。
※現在、PO業務はグランドサービス部が実施。
20代/入社3~4年目
スキルコンテスト出場
全世界のANAのグランドスタッフが集まり、搭乗手続き操作とサービスを披露するコンテストに出場しました。他空港のレベル高い接遇に驚き、自分もより迅速かつ品質の高いサービスをお客様にお届けしたい意欲が湧いたことを覚えています。
入社5〜6年目
新制服プロジェクト
ANA創立60周年を機に制服を全面リニューアルするということで、実際に制服を着用する現場スタッフの意見を取り入れるべくプロジェクトメンバーのひとりに選ばれました。他空港のプロジェクトメンバーとたくさん意見を出し合いました。何千人といるANAスタッフがこの制服を着用すると思うとワクワクしましたし、自身のモチベーションアップにも繋がりました。
30代/入社8~10年目
育休を取得
育児休暇を取得後、短時間勤務として復職しました。今まで自身の成長のためにスキルコンテストなど挑戦してきましたが、この頃から後輩育成にも力を入れ始めました。その一つとして社内の教育インストラクターの資格を取得。後輩たちのステップアップをフォロー、応援しています。
入社15年目
仕事と家庭の両立
仕事と家庭の両立は体力的に辛いと感じる時もありますが、優先順位を決めて一つずつこなしていくことを心掛けています。
私がこの企業で働き続ける理由
成長できる場所、挑戦できる環境
プロ意識の高い仲間から毎日刺激を受けるため、自分も頑張ろうと思えます。経験値、知識面で優れている人、どんな場面でも焦らず冷静に対応できる人、お客様をお待たせしない迅速な判断ができる人、周りには尊敬できる仲間がたくさんいます。15年経った今でも成長できる場所、挑戦できる環境であることが、私が働き続ける理由です。
これからのキャリア/会社の展望
チャレンジし続けたい
「やりたい!」と思う社員が自ら手を上げる文化社内チャレンジ制度も充実し、社員の挑戦を後押ししてくれる会社です。
私自身もエリア責任者に立候補したり、新たに始まった社外の接遇講師を務めたりと、今後も様々なことにチャレンジし続けていきたいです。

企画部
D.Tさん
経験部署/在籍期間
- グランドサービス部 ランプサービス課 1999/3~2011/1
- グランドサービス部 客室サービス課 2011/2~2017/9
- ANA 空港センター オペレーションサポート室 貨客グランドハンドリング部 2017/10~2020/3
- グランドサービス部 業務課 2020/4~2022/3
- 企画部 経営企画課 2022/4~現在
わたしのキャリアパス
学生時代
エアライン業界を目指したきっかけ
実家が名古屋空港の近くにあったこともあり、学生当時は、なんとなく飛行機に関わる仕事に就けたらいいなという思いで過ごしていました。当時学校では、空港で働くために必要な知識は、あまり深いことまで学ぶ機会はなかったのですが、各空港の3レターや貨物の概論を学んだ記憶があります。3レターを既に覚えていた事は、入社後すぐ手荷物仕分け業務には、大変役に立ちました。
就職活動/私がこの企業で働く理由
色々な経験を活かし挑戦
就職活動/なんとなく空港で働こうと思っていたところに、学校に最も早く募集があった会社が、名古屋空港サービス(NAS)でした。今思えば、これもご縁だったのだと思っています。
ANA中部空港では自ら挑戦する気持ちを持ち、努力することで、色々な経験ができます。
現在は、将来を見据え空港会社としてあるべき姿を模索しながらそれを形にしていく業務に従事しています。今後は、これまでの経験を会社に少しでも還元していくことが私の使命だと思っています。
※名古屋空港サービス(NAS)・・・ANA中部空港ができる前に統合した会社名
20代/入社1~2年目
グランドハンドリング部門 手荷物仕分けや搬送業務を担当
1999年3月 グランドハンドリング部門に配属。
入社当時は、手荷物仕分け業務に従事していました。当時は、早くマーシャリングや搭降載、PUSH BACKがしたいと思いながら先輩たちの姿を見てワクワクしていました。
入社3~4年目
グランドハンドリング部門 搭降載業務や搭降載責任者業務を担当
入社当時は、先輩方のかっこいい姿を見ていて、自分も早く活躍したいと思っていましたが、同時に数多くの資格と一つ一つの業務の難しさに大変苦労をしたのを覚えています。業務を覚えていく中で、責任感と判断能力が身につきました。
入社8~10年目
グランドハンドリング部門 コントローラー業務、PUSH BACKを担当
グランドハンドリング業務を一通り経験し、次のステップアップとしてコントローラー業務を担当しました。
丁度、TAC3(現MAT)で集中コントロール体制が始まり、他部門のコントローラーとの連携がスムーズになりました。
※コントローラー・・・当日のグランドハンドリングの責任者。イレギュラー時などの判断も担う。
※TAC3(現MAT)・・・各部署のコントローラーや責任者が一堂に会し、集中コントロールを行うオペレーションの中枢機能
30代/入社11年目
グランドハンドリング部門 ケータリング業務を担当
2011年2月 グランドサービス部客室サービス課に異動
床上の仕事から、床下の仕事に変更となり、同じ部署なのに、部署異動をしたかのような感覚でした。
10年以上勤めてきて、すごく新鮮な気持ちを覚えるとともに、早く新しい業務を覚えて貢献できるよう必死に勉強したのを覚えています。
※現在、客室サービス課は廃止
30代/入社14年目
グランドハンドリング部門 マスターインストラクターに挑戦しました。
初代マスターインストラクターに挑戦し、ランプや客室での知識や経験を発揮することができました。旭川空港、静岡空港を担当し、総代空港は、1つの部門でランプ、客室双方を担当、ハンドリングしているため、これまでの床下・床上の2つの課で学んだことが大いに活かせました。また、武漢空港のANA新規就航に向けて、現地スタッフへの教育を実施し新規開設に携わりました。
※マスターインストラクター・・ANAグループの安全品質、人財育成を担うエキスパート集団のこと
30代/入社17年目
ANAに出向
全国のグラハン安全品質、搭降載に使用する端末を海外空港に展開をしました。
国内外全空港のグラハン部門における安全品質の統括をしておりました。その中でも特に、海外空港に異常搭載防止ツールを展開できたことは大きな功績と感じています。他には、
■CAT判断(不具合事象の大きさ、影響度によりレベルを設定)、不具合発生後の初動対応、不具合フロー進捗確認
■マスターインストラクター事務局、マスターインストラクター育成
■監査対応
■規程見直し
他にも多くの業務を担当し、出向で培った経験・人脈などは今の業務に活かせています。
40代/入社22年目
グランドサービス部業務課に帰任
2020年4月 グランドサービス部業務課に帰任。主に現場からの作業環境の改善を担当しました。例えば、貨物室内は外気温度と同じ若しくはそれより高い環境下での作業となります。集中力の低下による品質低下や熱中症等の発症リスクを低減するために、地上からのエアコンホースの分岐を導入し、アウトサイドの環境下でもより集中して業務が出来る環境整備を行いました。
40代/入社22年目
企画部経営企画課に異動
ケータリング業務を他社へ移管
受委託契約を担当
2022年4月 企画部経営企画課に異動。
異動してすぐにケータリング業務の移管を行いました。これまで自社で行ってきた業務を他社に引き継ぐことには大きな苦労がありましたが、徹夜で完遂出来た事には大きな達成感を感じました。
仕事の進め方については、ANAでの出向の経験を活かす事ができ、また、出向で得た人脈のおかげで、スムーズに仕事が進められていると感じています。
現在はANAとの契約を担当しています。社員の皆さんの仕事に直接影響がある業務ですので、細やかな調整確認を行っています。
これからのキャリア/会社の展望
『学び、経験の発揮・伝承』
今まで、色々な挑戦・経験をさせてもらいました。これまでの学び、経験を様々な部署でしっかりと発揮、伝承していくことが私の役割、使命だと感じております。